今やっていることは、自分の役割は仕事でしょうか、それとも作業でしょうか。仕事と作業の違いを考えながら整理していきます。まず、作業の領域と仕事の領域分類してみます。
【作業領域】・・・主に実務者が担います。
①この領域は、主に経験を深め、行動力を高めることに主眼が置かれています。
②努力目標としては、量的・時間的向上と効率を高める
③注意したい点は、この領域に重きを置きすぎると、
非常に大切な経験値が、自己の経験がすべて正しく、善であると思い込み、
思考停止に陥り、かっこの経験に依存しすぎるため、
前例踏襲型になり、新たな発想が阻害されます。
【仕事領域】・・・実務者&創造者
①この領域は、過去の経験を重要な情報として捉え、
つまり経験値を思考材料(情報)として扱い、これから起こりうる出来事に対して活用します。
そして将来への展望に向けて、仮説と実行を繰り返し、
自分で考えて、動ている人達が存在しています。
②(誰もができるよう、)仕事内容の質の向上と投資的生産性を高めることが役割とします。
作業と仕事の対比をしてみます。
【作業】 → 【仕事】
【主体】 手(体)を動かす 頭(の中)を動かす
【目標】 正確にする 早くする チームメンバーが、 正確に、早くできるようにする
【評価軸】 行為 成果(結果)
【行動様式】決められた通りにする行動 価値を生む行動
【意識】 安全、正確、一定 目的の達成
【工場だと】ライン生産 セル生産
【数値化】 効率化 生産性
仕事とは、生産性を高めること。インプットとアウトプット
作業とは、効率性を高めること。作業工程(時間、数、距離、動作)を少なくする。
仕事とは、頭を動かす。知恵を働かせる。考える
作業とは、手を動かす。体を動かす。思考しないで行動するのは、作業になる。
仕事:非定型。市場の声に耳を傾け、その困りごとを解決に導くことで、評価が伴うもの。
作業:定型。定められたことやり方に従い、よりスピードや精度を高めることを努力するもの。